経理の中途採用求人について

就活・転職

数年前に登録した転職エージェントから未だにメールがきます。
一応、転職活動が終了した時に、その旨は伝えてありますがね。w

当時の私は勿論、経理で登録していたので、引き続き送られてくる求人も経理のものです。
その内容を少し掘り下げて見ていきます。

【目次】

 

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1.業務内容

よくあるパターンですが、「一連の経理処理」を業務内容としているものです。
例えば、
 

仕訳入力
債権債務管理
棚卸資産と固定資産管理
原価計算
経費管理
決算業務
税務申告
税務調査対応
監査対応

といった具合に、経理が担う業務をまるっと列挙しているパターンです。
特に製造業の本社部門などの求人でありがちです。

経理経験者からすると、かなり厳しい要求です。
陸上でいうところの十種競技に匹敵するほど厳しいです。

大企業では、どの業務でも個別の部署もしくはチームが行うものです。
ましてや、税務調査調査なんてまともに経験したことのある経理はそこまで多くないかと思います。

 

2.応募にあたって

大企業経理3年目、ちょうど転職を考える1回目の時期かと思います。
いざ転職エージェントに登録したものの、担当したことがない業務をずらっと並べられると尻込みするかと思います。

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若手経理A

転職しようと思ったけど、業務内容は経験したことない実務ばかりだ・・・

大丈夫かな?

しかし、そこは心配無用です。
例えば、固定資産の管理グループにいて、減価償却、資産売却、除却の実務しかやった事が無くても、気になる求人であれば応募すべきです。
経理一巡の業務をできる人材など転職市場にはほとんどいません。

監査法人を退職して、事業会社に転職する若手人材でもそうです。
全ての実務を経験した人材などフリーランス以外ではほとんどいません。
まして、求人自体が若手社員の補充目的であれば尚更です。

 

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3.面接でアピールするには?

経験が浅いというのは、企業の採用担当も分かっています。
ただし、自分が取り組んできた業務を解りやすく説明する準備はしておきましょう。
一つの分野の業務を体系的に理解している経理社員は、他の領域への理解が早いというのが私の見解です。

いざ、面接に行って「システムのボタンを押したら、減価償却費が一覧になって出てくるので、それをグラフにして報告してました」という説明では不十分です。
最低限、会計ソフトの名前、固定資産部門であれば資産登録や除却のプロセス、廃棄費用の会計処理などは口頭で説明できるようにしておいた方がいいでしょう。

普段何気なく行っている業務(単にシステムのボタンを押すだけ)には、会計の重要論点がゴロゴロあります。

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若手経理B

部門で使ってるマクロのボタン押したら、勝手に書類が印刷されてました。
それを纏めて、配るのが仕事です。

(これでは相手にされません。ただ、残念ながら、このレベルの若手社員はゴロゴロいます。)

 

4.簿記2級の有用性

中小企業と大企業 ~経理に求められるスキルの違い~

先日のブログでも簿記2級の取得をお勧めしました。
上記の一連の業務と簿記2級はかなりの部分でリンクしています。
特に原価計算に関しては、簿記2級から登場する分野です。
実務で原価計算を経験したことが無くても、簿記2級を持っていれば有効なアピールになります。

経験者のみ募集という場合は、内定の確率は残念ながら下がります。
しかし、第二新卒を募集という案件でしたら、大いに勝算ありです。
(やはり、簿記2級強いです。是非ともおススメです。)

裏を返せば、今の職場で経理をやっていて、簿記2級をすでに取得しているという場合は、大して業務を理解していなくても、転職市場での需要アリということです。
新卒での就職が氷河期にあたり、希望の会社に入れなかった若手社員が、より大きな会社へ転職というパターンは多いです。
(採用担当目線でいうと、ハズレ人材も増えているということです。)

 

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5.対面式の転職エージェントへ相談しよう

転職エージェントとの面談は平日に行われることがほとんどです。
つまり、有給の取得が必要になります。
そうなると、電話やメールだけでやり取りできるエージェントは便利に感じます。

しかし、そこは時間を作って出来るだけ大手のエージェントと面談した方がいいです。
職務経歴書の内容に見合った案件を紹介してくれます。
特に、今回が初めての転職活動という場合は尚更です。

企業の採用担当もバカじゃないので、募集案件と乖離のある応募は書類選考で落としてくれます。
今日のブログ序盤で紹介したように、求人の業務内容を見て尻込みする必要は一切ありません。

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エージェント

過去の実績に基づいて、応募可能な案件を提示させて頂きます。
(ただし、紹介する側の立場もあるから、まともな職務経歴書は持ってきてね)

 

6.まとめ

経理の求人案件に、多くの業務が列挙されているのは、「この中の一つもしくは複数を経験したことのある方」くらいに捉えて結構です。
ただし、配属地が工場となっており、求人が「原価計算経験者」などという場合は別です。

業務内容をピンポイントで指定し、配属地も決められている案件は欠員の補充という要素が強いです。
まったくの分野違い業務から募集しても、実務経験がないと書類で落とされる可能性が高いです。

経理は圧倒的に経験がものを言う職場です。
しかし、若手社員の場合は経験を資格でカバーできます。
その為にも、新卒で会社に入る前後で、経理なら簿記2級は取得しておきましょう。
大学生の場合も、「基礎管理会計」「基礎原価計算」「簿記」などを履修し期末試験まで受けたのなら、その機会に簿記2級の勉強もしてしまいましょう。

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筆者

有給取得の難しい職場だと、スケジュール調整は難しいですけど、興味のある求人は積極的に応募した方がいいです。
ただ、応募する以上、面接を合格する可能性はあげたいので、やはり簿記2級は魅力的です。