【ハイフォン】社用車のレンタルについて

コスト

テト期間、がっつり日本に帰国しており、ブログの更新も2週間ぶりです・・

まだ、休みボケから回復出来ていませんね。

ベトナム駐在のメリット(?)かも知れませんが、旧暦新暦で2度新年をお祝いするので、なんとなく得した感じもします。

まぁ、テト期間中は本社で仕事もぼちぼちしてましたけど・・・

 

さて、ベトナムは12月決算の日系企業が多く、3月末までに監査を受けるというのが多数派かと思います。

となると、テト期間での本社の業務は決算見込みの説明です。

 

各種費用の削減を要求されましたが、その中でも今回は社用車について解説したいと思います。

 

【目次】

 

 

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1.日系企業の基本はレンタカー

日本人駐在員が複数名常駐しているケースがほとんどかと思いますが、その場合、通勤の足は専ら社用車です。

中には、バイクで通勤されてる駐在員も居ますが、圧倒的に少数派です。

企業によっては、駐在員の乗物運転を服務規律で禁止しています。

(交通事情を考慮すると、よく分かります。)

 

日系企業が選択するレンタカーですので、基本的には各社とも日本車を採用しています。

なかでも、一番多く目にするのがトヨタのINNOVA(イノーバ)です。

 

日本では流通しておらす、新興国向けのモデルのようです。

タイやインドを中心に展開している、人気車種だそうです。

ちなみに、運転手を入れて、8人まで乗車できるので旅客性は比較的良好です。

弊社もこちらの車を利用しています。

 

 

2.意外と高い(?)レンタカー

肝心な料金体系についてです。

そもそもが、車単品での契約ではなく、ドライバー付きの契約という会社がほとんどです。

 

契約は、ずばり以下のような内容になります。(*ハイフォン地区の会社です。)

車種:INNOVA 2017

基本料金:23,000,000VND

利用時間:月曜~土曜 6:30~17:30

通常残業:35,000VND / h

日祝残業:60,000VND / h   (+800,000 / 日)

基本走行距離:2,600km / 月

超過走行距離:5,500VND / km

宿泊費:250,000VND / 日

高速料金:実費

 

着目点としては、ドライバー付きの契約であるが故に「残業代」が発生するということです。

「200円/h」 程度なので日本人感覚からすると、そこまで高額ではありません。

しかし、工場ワーカーの時給が150円程度と考えると、現地目線ではやや割高といったところでしょう。

 

基本の走行距離は2,600kmとなっているので、1日あたり約100kmほど利用できるという計算になります。

駐在員の送迎のみなら、特に問題ありませんが、出張者の空港送迎や営業活動に使っていると1日100kmは、結構早く超過します。(弊社の経験上)

 

結果、基本料金が日本円で12万円程度であるのに対して、距離の超過が嵩んで請求は20万円ほどになることも珍しくありません。

 

 

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3.社用車を購入した場合の費用

1月20万円程度の出費となると、年間約250万円・・

となると、「車買えるのでは?」という発想が浮かびますよね。

 

つい先日、同じ指摘を本社で受けました。

私なりに計算した、社用車購入のトータルコストがこちらです。

まず、最も大きいのがイニシャル費用である車両価格です。

新車でトヨタINNOVAを購入すると、約400万円となります。

(グレードによって、価格は異なります。)

 

そこに、保守点検料や専属ドライバー給料が加わります。

(各種点検料は車両購入元のディーラーによります。)

 

ここで事前に共有させて頂きたい問題が1点あります。

それは、専属ドライバーについてです。

自前で社用車を購入した場合は、ドライバーを自社の従業員として雇用しなくてはなりません。

つまり、他の従業員同様に福利厚生費・賞与を負担しなくてはいけないということです。

 

他社で、実際に社用車を購入したという駐在員から、話を聞きましたが、専属ドライバーは扱いが難しいという評価でした。

無期契約になったら、労働法上解雇は簡単にはできません。

また、警備会社から聞いた事例ですが、ドライバーが社内の窃盗やギャンブルに関与していた、という話は珍しくないそうです。

 

 

4.まとめ

目に見えないコスト・リスクについてはひとまず置いておいて、車両代を回収するのに、どれくらいの期間が必要か計算してみましょう。

 

 

便宜上レンタカーの月額を20万円と仮定すると、年額は240万円になります。

240-130=110万円

年間110万円ずつ費用を回収できるという計算になります。

 

ということは、

400÷110=3.6年

4年で車両代金はPayするという事になります。

 

正直、数字上は自社購入のメリットの方が強いですね。

ただ、従業員の不正が問題視されている国ベトナムです。

自社で車両を購入される場合は、様々なリスクを考慮して下さい。

少しだけ、下記にまとめを作ったので、ご参照下さい。

割と一般的な事象ばかりです。

 

ちなみに、弊社はレンタカー契約を延長しました。

 

まとめ

メリット:

  • 費用面で4年目以降は有利
  • 超過距離、時間を気にしなくていい

デメリット:

  • 資産(車両)管理の業務が増える
  • ドライバーが関与する不正
  • ドライバーの雇用問題
  • 道路が汚いベトナムでは車体の摩耗も日本より早い