ハイフォンにおけるVINFSTの脅威

ハイフォン

ベテラン駐在員やベトナム歴の長い方からすると、「何を今更・・」とお思でしょうが・・・

ベトナムの世間はテト前、テトと言えば賄賂・・でもありますが「転職」も大きなポイントです。

 

まぁ、新暦のお正月も終えて、各社とも昇給やテト賞与の査定に追われているかと思います。

こうした昇給・賞与という事情も相まって、テト後は従業員の離職率が高くなります。

しかし、逆の意味で採用活動もし易くなります。

 

今日は特に私の住むハイフォンエリアに現れたVINFASTにフォーカスしてお話ししたいと思います。

 

【目次】

 

 

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1.巨大勢力VINFAST(ビンファスト )

今年のハイフォンエリアの労働市場、間違いなくビンファスト に振り回されると思います。

昨年下旬に、カットハイ地区で工場を操業開始し、ベトナム初の国産4輪メーカーとしてスタートしました。

 

 

聞くところによると雇用規模は25,000~30,000人ということで、すでに規模拡張も決まっているとか。

野村ハイフォンで操業しているトヨタ系の大企業でも雇用規模は4,000~5,000人。

これを考えると、いかにVINFASTが大規模操業を行うかということが分かります。

 

しかも、サッカー人気に沸くベトナムにて、広告塔はベッカムを起用。

マーケティングにも力を入れています。

ベトナム人の国民感情からして、「国産」というワードがどれほど訴求力を持つかは分かりませんが、「新しい会社」というのは総じて人気があります。

 

一応、wikiにも出てますね。

初年度の量産は10~20万台。2025年までに年間50万台の計画だそうです。

(トヨタが建設中のメキシコ工場が年間30万台予定ということですので、かなり規模は大きいものと言えます。)

 

 

2.カットハイ地区の立地

そもそもカットハイとは?どこにあるの?という疑問にお答えします。

下の地図をご覧ください。

ハイフォン市街近郊の野村ハイフォン工業団地から約40kmという立地です。

正直結構近いです。

(将来的な海外輸出も見越してでしょうか?湾岸エリアに立地しております。)

 

ベトナムでは、単身住まいというのはあまり一般的ではありませんが、近年高所得を求めての単身住まいも増加傾向とのことです。

仮に、カットハイ地区で1ルームを借りたとしても、家賃は数千円程度です。

夜寝るだけと割り切って考えると、全く問題ではありません。

 

また、この⒉万人を超える規模の工場です。

社宅を用意している可能性も十分にあります。

となると、40kmという距離は大した問題ではありません。

低所得のワーカー、高所得のスタッフ共々、近隣エリアだけでなく、ハノイ近郊からも採用することが可能です。

 

 

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3.募集状況

恐らく、駐在員の皆様の耳には入っているかと思います。

ざっくりとした求人の条件などが・・

 

下の画面をご覧ください。

 

こちらは、ベトナムの無料求人サイト(一部有料)の求人広告です。

VINFASTで検索をかけてもました。

具体的な金額は提示されていませんが、求人件数は多いです。

募集の内容も、エンジニア~倉庫管理など幅広いです。

 

どこまで本当かは不明ですが、スタッフについては優秀な人材を集めるため、かなり高額なオファーを出しているようです。

しかも、日系・韓国系のマネージャークラスの人材を積極的に採用しているとのことで、2,000USDの求人はザラにあると、うちのスタッフから聞きました。

(幹部候補人材の給与だと5,000USDにもなるそうです。)

 

いずれにしろ、タダでさえ離職率の高まるテト後です。

各社様とも、幹部人材の査定には少しケアしておきたいところです。