テト前の賄賂?お気遣い? in ベトナム

コスト

賄賂って単語が出ると駐在員は「ピクっ」としますよね?

ベトナムが外資の進出先として、懸念材料にあげられるのが「役人の汚職」もランクインしています。

 

率直にいうと、賄賂なんてものはピンからキリまで、平成も終わるこの時代ですが受け継がれています。

今回は、賄賂?というか「お気遣い」という観点で駐在記を書いていきます。

 

【目次】

 

 

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1.お世話になっているお役所に挨拶に行こう

ベトナムでビジネスをすると、各種「役所」つまり公務員とのお付き合いが不可避的に発生します。貿易の時には税関、法人税の申告は税務署、工場の安全管理には消防署などなど・・

 

お役所との付き合いは必須です。

お世話になっているかどうかは別として・・

ベトナム最大のイベント「テト」の時にはご挨拶に行きましょう!

 

少し、話が逸れますが。

テト前のこの時期になると、税務調査や消防の監査が入ったりすることがあります。

ベトナム人にとって最大のイベントがテトです。つまり、ベトナム人なら例外なくお金が要る時期なのです。

ついこの前、うちにも消防の監査が来ました・・。

 

 

2.具体的に役所というと?

先述の通り、一言で役所といっても多数あります。

日本に置き換えてもそうですよね?

会社によりけりですが、弊社のケースをご紹介します。

 

  • 税関

製造業なら必須かと思います。

EPEであれば、原材料の輸入、製品の出荷など取引高も高額になるので、良好な関係を保っておいた方が無難です。

もちろん、職員全員にご挨拶なんてことは不可能です。契約しているフォワダーに連絡して、自社の管轄となっている部署の部長的存在の名前を聞きましょう。

税関に行く時は事前のアポなどは不要ですが、固有名詞が分かっているとスムーズです。

 

  • 税務署

ベトナムといえば「税務調査」とも言うように、税務署も必須の挨拶先です。

法人税(CIT)、外国契約者税(FCT)、駐在者の個人所得税(PIT)などは、税務署に目をつけられると非常に厄介です。(まぁ、気遣いしてても取られる時には取られますが・・)

とりあえず、ベトナムの慣習として常識の範囲内でご挨拶だけはしておきましょう。

 

  • 人民委員会

私自身、ベトナムの行政にはそこまで詳しくないのでザックリ説明ですが、市区町村の役場みたいなもんです。

あまり、大きい行政区の役場まで挨拶に行く必要はありませんが、直轄の町村レベルのトップ(町長、村長みたいな人)には挨拶しておきましょう。

 

  • 労働局

一番ピンと来るのが、「労働許可証(WP)」の申請先と言う説明でしょうか?

名前に「労働」と付いてるだけあって、会社の勤労事項の申請にはことごとく登場します。

WP以外にも就業規則の申請も、労働局宛に行います。

あとは、賃金テーブルなんかも労働局の管轄です。

 

  • 消防署

少し毛色が変わりますが、消防署も侮れない存在です。

ある日突然、「消防の調査に来た!」と言ってやって来て、消防上の不備を指摘。

「罰金、30万円だ!」なんて言い出したりします。

幸い、ウチではまだ被害に遭っていませんが、消防署絡みの金銭トラブルはよく聞きます。

 

 

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3.ご挨拶?お気遣い?とは

駐在者からすると気になるポイントですよね。

「また、レッドインボイスの出ないお金払うのかよ・・・」「本社にどう説明しよう・・・」なんて頭を抱える方も多いと思います。

この点はご心配なく。

 

現金を持っていく必要はありません。

この時期、スーパーやショッピングセンターにいくと、日本でいうお歳暮セットみたいなものが沢山用意されてます。

こんな感じに。

 

瓶のお酒1本にクッキー1缶、チョコレートやポテチなどが詰め合わせになったセットです。

店側の用意したあり合わせのセットもありますが、予算や内容を伝えてオーダーすることもできます。

 

また、日本から出張者が頻繁に来る場合などは、日本のお酒や化粧品なんかをお願いすると言うのもアリです。

日本製の製品は未だ根強い人気なので、贈答品にはうってつけです。

 

大企業ですと、自社のロゴが入ったゴルフボールなんかをプレゼントするそうですが、会社の予算に合わせればいいと思います。

弊社の場合でも、役所5カ所で合計2万円程度は使います。

 

私自身、赴任当初はあまり理解できない文化でしたが、お歳暮と考えるとある程度しっくり来ます。

1点注意点ですが、ご挨拶に行くときは日本人も一緒に同行しましょう。

特に何を話す訳でもありませんが、「日本人がわざわざ来てくれた」というだけでも好印象になります。